なぜ、AIの最初の答えをそのまま受け入れず、もう一度聞き直すことにしたのか?

AI活用術

課題

AIに相談すると、これまでの方針を踏まえた「前と同じでいいと思います」という答えが返ってくることがある。一見、筋が通っていて特に反論する理由も無さそうに見える。でも、その方針を決めた時と今とで、作りたいものの内容が変わっていたら、同じ結論のままでいいとは限らない。

この記事でわかること

  • AIの「前と同じ方針でいい」という即答を、そのまま信じていいかの見極め方
  • 前提が変わっていないかを確認するための、聞き直し方

解決できたこと

「なぜその結論になるのか」をもう一段深く聞き直すことで、最初の答えが実はその場に合っていなかったと分かることがある。実際に自分の身に起きた、同じ日の2つの前提訂正を振り返る。

本文

新しい企画で、AIが最初に出した答え

普段作っているのはパズルやタイマー系のシンプルなアプリなんだけど、別のジャンル(街を作って敵の侵攻を防ぐタイプのミニゲーム企画)を新しく検討する機会があった。この企画は以前、専用のGame Engine(ゲーム制作を助けるためのTool)を使わない方針に決めていたのと、ちょうど相性が良さそうな内容だった。

AIに相談したところ、最初に出てきた答えは「今までの方針どおり、専用のGame Engineは使わず、自分たちで描画を組む形で進めましょう」というものだった。過去の判断を踏まえた、それなりに理由のある答えに見える。

「なぜ」をもう一度聞いてみた

ただ、ここで一度「Game Engineについてもう少し詳しく教えてほしい。なぜ使わない方針になっているのか、もう一度話したい」と聞き直してみた。

聞き直してみると、AIは「その専用Toolが自動でやってくれること」と「それでも結局自分で作る必要があること」を、具体的に整理して説明してきた。自動でやってくれるのは、画面を定期的に描き直す仕組みや、タイル状の地図を描く仕組み、当たり判定やカメラ操作といった土台の部分。一方で、敵の動き方や戦闘のバランス調整のような「ゲームらしい面白さ」に関わる部分は、専用Toolを使っても使わなくても、結局自分で作ることになる。

出てきた答えは、最初の答えと違っていた

この説明を受けて、結論が変わった。「今回の新しい企画だけ専用のGame Engineを使い、これまで作ってきたパズル系のアプリは今までの方針のまま」という、最初とは違う中間案に落ち着いた。

面白いのは、これは「前の判断が間違っていた」という話じゃないところ。これまで作ってきたシンプルなアプリには、専用Toolを使わない方針は今でも合っている。ただ、今回のように複雑さの違うジャンルに手を出すなら、その方針をそのまま当てはめるのは無理があった、というだけの話。方針を変えたんじゃなくて、方針を使い分けることにした、というのが近い。

同じ相談の中で、もう一つの前提も訂正した

この日はもう一つ、似たようなやり取りがあった。新しい企画をどう配置するか相談していたとき、AIが「試作段階の使い捨てミニゲームとして、普段の場所とは別に置きましょう」という前提で提案してきた。

これに対して、「使い捨てを前提にしなくていい。できる限りちゃんとストアに出せる品質を目指してほしい。もしどうしても上手くいかない企画が出てきたら、その時点で別の場所へ移せばいい」と前提を訂正した。「試作だから雑でいい」という思い込みに、後から気づいた形。

AIの最初の答えは、状況確認の材料として使う

同じ日に2回、AIの最初の答えをそのまま受け入れず、もう一段深く聞き直すことになった。どちらも「AIが間違っていた」わけじゃなくて、前提にしていた状況が変わっていたことに、聞き直してみて初めて気づけたパターン。

AIの最初の答えが「これまでの方針どおり」だったときは、それが今の状況にも本当に当てはまっているかを確認する材料として、一度「なぜ」を聞き直してみるといいかもしれない。方針そのものが間違っていることは少なくても、方針を当てはめる場面が変わっていることは、意外とよくある。

同じ状況に陥ったときの回避策

  • AIが「これまでの方針どおり」と即答したときは、一度「なぜそうなるのか」を聞き直し、前提が今も当てはまっているか確認する
  • 「試作だから雑でいい」のような思い込みも、前提の1つとして一緒に確認する

この記事は、筆者が実際に進めている個人開発の記録(2026年8月6日)を基に、独自調整したAIが下書きを作成し、筆者が事実確認・編集を行った上で公開しています。

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