課題
ブログの設定作業をAIに手伝ってもらうとき、「その項目は◯◯の画面にあります」と自信たっぷりに説明されると、つい鵜呑みにしてしまう。でも実際に探しに行くと、そんな項目はどこにも見当たらない。それも1回ではなく、同じ作業の中で2回続けて起きることがある。
この記事でわかること
- AIが特定のWebサービスの管理画面について、もっともらしく間違った説明をすることがある実例
- 「言われた場所に見つからない」ときに、どう対応すれば正しい場所へたどり着けるか
解決できるようにすること
ブログでSNSアカウントへのリンクを設置しようとした一連の作業で、AIが管理画面の説明を2回続けて間違え、そのたびに自分が「見つからない」と伝えたことで訂正された経緯を振り返る。AIの説明を検証する側の心構えが分かるようになる。
こう思う人もいるかもしれない。
「そんなに何度も間違えるなら、AIに頼まない方が早いのでは?」
実はそうでもない。今回間違いに気づけたのは、AIの説明を一つずつ実際に画面で試しながら進めていたから。「見つからない」と伝えた時点で作業がいったん止まり、次の一歩を確認し直せる、というやり取りができていた。
本文
SNSを始めたので、リンクを追加したい
個人でSNS(X、旧Twitter)の運用を始めたので、ブログでも紹介したいと思い、AIに相談した。最初は紹介記事を書くことも考えたが、AIから「SNSを始めました」という告知だけの記事は自己宣伝になりがちで、読者の役に立つ情報が薄いと指摘された。代わりにAIが提案したのが、サイトのヘッダーやフッター、それに自己紹介記事へ、控えめなリンクを1つ追加するという方法。前にアプリの紹介リンクを記事末尾に追加したときと同じやり方で、これなら読者の邪魔にならないだろうと判断し、この方向で進めることにした。
自己紹介記事の方はすんなり終わった。AIに文章を追加してもらい、自分でブログへ反映すると、無事にリンクが表示されているのを確認できた。問題はここからの、ヘッダーとフッターだった。
1回目の間違い: 「その画面にあります」と言われた場所に、何も無い
使っているWordPressのテーマ(Cocoon)には、SNSアカウントへのリンクを自動で表示してくれる「SNSフォロー」という機能がある。AIから「設定画面のそのタブに、URLを入力する欄があります」と説明されたので、その通りに開いてみた。
ところが、入力欄らしきものがどこにも見当たらない。「設定できません」ではなく「そもそも入力する場所自体が無い」という状態。「見つかりません」とそのまま伝えると、AIが改めて調べ直し、実際のURL入力欄は説明された設定タブではなく、まったく別の画面(自分のユーザープロフィールを編集する画面)の下の方にあると分かった。
2回目の間違い: 直したはずなのに、まだ表示されていない
正しい場所でURLを設定し、AIに公開ページを確認してもらった。すると、リンクは記事の下の方には表示されているものの、サイト全体のヘッダーやフッターにはまだ出ていない。AIから「さっきの設定タブで、ヘッダー・フッターに表示するかどうかのチェック項目があるはずです」と言われたので、また同じ設定画面を探しに行った。
でも、それらしきチェック項目がやっぱり見当たらない。1回目と同じように「見当たりません」と伝えると、AIが調べ直し、今度は「その機能自体に、記事の下以外へ表示する選択肢は最初から存在しない」ということが分かった。ヘッダーやフッターに出したいなら、まったく別の機能(ウィジェットという、画面の部品を自由に配置できる仕組み)を使う必要があった。
同じ作業の中で、AIの説明が2回とも外れたことになる。
直したら直したで、見た目がおかしい
ウィジェットの機能を使って、フッターにリンクを設置した。設定自体はできたのだが、公開ページを見てみると、もともとあった「プライバシーポリシー」や「お問い合わせ」といったフッターのリンク一覧とは別に、ぽつんと独立した場所にリンクが表示されていた。狙っていたのとは違う、なんとなく浮いた見た目。
ここでAIが、3つの選択肢を提示してきた。既存のリンク一覧に混ぜる方法、ヘッダー側の別の場所に移す方法、今の場所のまま見た目だけ微調整する方法。それぞれの利点と、想定される見た目の違いを聞いた上で、既存のリンク一覧に混ぜる方法を選んだ。
教えてもらった手順で設定をやり直すと、今度は「プライバシーポリシー」や「お問い合わせ」と同じ並びに、狙い通りの見た目でリンクが収まった。AIからヘッダーの方も追加できないか聞かれたが、フッターだけで十分だと判断し、そちらは見送った。
まとめ
今回の2つの間違いには共通点がある。どちらも、AIが特定の設定画面について、実際には存在しない機能や項目を、もっともらしく説明していた。しかも1回きりではなく、同じ作業の中で立て続けに起きた。
助かったのは、説明された通りに動いてみて「見つからない」と感じた時点で、すぐにそう伝えられたこと。曖昧なまま次に進まず、その都度足を止めて確認し直したことで、遠回りはしたものの最終的には正しいやり方にたどり着けた。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 結論 | AIが特定Webサービスの管理画面について自信ありげに説明しても、実際には存在しないことがある。同じ作業内で2回続けて起きることもある |
| 教訓 | 「見つからない」と感じたら、遠慮せずすぐに伝える。そこで会話を止めて確認し直せることが、遠回りを最小限にする |
| 対象読者 | AIにブログやサイトの設定作業を手伝ってもらっている人、管理画面の操作をAIに聞きながら進めている人 |
同じ状況に陥ったときの回避策
- AIが説明した管理画面の場所や項目名は、一度で信じ切らず、実際の画面と照らし合わせながら進める
- 「言われた場所に見当たらない」ときは、憶測で別の場所を探し回る前に、その時点で「見つからない」とAIへ伝える
- 設定した結果が狙い通りかどうかは、設定して終わりにせず、公開されたページを実際に見て確認する
この記事は、筆者が実際に運営しているBlogの公開作業の記録(2026年9月7日)を基に、独自調整したAIが下書きを作成し、筆者が事実確認・編集を行った上で公開しています。

