先に結論
Mac専用の無料AI画像生成ツール「DiffusionBee」を試すSeries、今回は標準Model以外の「Community Model」を追加する回になる。
DiffusionBeeには、外部サイトを経由せずアプリ内から直接DownloadできるModelのカタログがあった。今回はその中からAnime系Model「Animagine XL V3.1」を追加し、これまでのSeriesで見つかった課題(色移り、複数の動物を1つのPromptに入れると片方が消える問題)が、Modelを変えることで改善するかを試した。
結論としては、色に関する問題はModelを変えて改善したが、複数の被写体が混同される問題はModelを変えても解消せず、むしろ「どちらが優勢になるか」が入れ替わるという結果になった。
この記事でわかること
- DiffusionBeeでCommunity Modelを安全に追加する方法
- Modelを変えると、これまで見つかった生成の癖がどう変わるのか
DiffusionBeeのアプリ内蔵Model画面
DiffusionBeeのサイドバーには、立方体のアイコンで「Models」という画面がある。ここを開くと、現在使っているModel(Default_SDB_0.1)に加えて、「Available for download」という一覧が表示された。
DreamShaper、Deliberate、Juggernaut XL、FLUX.1など、聞いたことがある人も多そうなCommunity Modelがずらりと並んでいる。「Import LoRA」「Import From Hugging Face」という外部読み込みの選択肢もあったが、今回はこのアプリ内蔵の一覧だけで検証することにした。外部サイトから直接ModelやLoRAを持ってくる場合、そのサイト自体の安全性確認が別途必要になる。DiffusionBee自身が用意している一覧であれば、その手間をかけずに試せる。
一覧の中からAnime系のModelを探すと、「Animagine XL V3.1」「Anything XL」「BluePencil XL」の3つが候補になった。中でもAnimagine XL V3.1はAnime生成に特化して作られた定番Modelということで、これを追加することにした。
実際に試してみた
Downloadは約4.1GB。標準Model(Default_SDB_0.1)と比べるとかなり大きい。Download後、Modelを切り替えて、前作(Prompt構造・重み付け構文の検証)と同じPromptをそのまま再生成した。
Prompt A: 色移り問題は直るか
Prompt(Seed 20260904)
A small orange cat is sitting on top of a red vintage bicycle, parked in front of a bright blue wall, painted in a soft watercolor style.

標準Modelでは自転車が猫と同じオレンジ色になる「色移り」が起きていたが、Animagine XL V3.1では自転車が赤系の色になった。「お、ちゃんと直ってる」という手応えがあった。水彩画の質感もより精細になっている。
Prompt C: 動物2種類の扱いはどうなるか
Prompt(Seed 54321、重みなし)
a cat and a dog sitting together in a park

ここで意外な結果になった。標準Modelでは猫が3匹・犬が0匹という結果だったが、Animagine XL V3.1では逆に犬が2匹・猫が0匹になった。
「あれ、今度は猫が消えたのか」というのが正直な感想だった。「2種類の動物を1つのPromptに入れると片方に統一される」という問題自体は、Modelを変えても解消しなかった。ただし、どちらの動物が優勢になるかはModelによって違う、ということが分かった。
Prompt D: 重み付けで猫を呼び戻せるか
Prompt(Seed 54321、(cat:1.5)で猫を強調)
(cat:1.5), a dog sitting together in a park

猫に重みを付けたところ、今度は猫2匹・犬0匹と、はっきり猫優勢に切り替わった。標準Modelのときは「猫2匹+奥にぼやけた動物」という中途半端な結果だったのに対し、Animagine XL V3.1では白黒がくっきり切り替わる形になった。重み付け構文が、Modelを変えても実際に機能していることが改めて確認できた。
良かった点・気になった点
良かった点
- 外部サイトを使わず、アプリ内だけで安全にCommunity Modelを試せる
- 色移りのような属性の問題は、Modelを変えるだけで改善する場合がある
- 重み付け構文はModelが変わっても機能する
気になった点
- Download容量がかなり大きい(約4.1GB)
- 「複数の異なる動物を1つのPromptに入れると片方に統一される」という問題は、Modelを変えても形を変えて残った
- どちらの動物が優勢になるかはModel依存で、事前に予測しづらい
こんな人に向いている
「標準Modelの絵柄に飽きた」「特定の色や質感がうまく出ない」という人は、Community Modelを試す価値がある。今回のように、色に関する問題はModel変更だけで改善することがある。
一方、「複数の被写体を思い通りに配置したい」という人は、Modelを変えるだけでは根本的な解決にならない可能性が高い。重み付け構文やInpainting(部分修正)など、他の手段と組み合わせる方が現実的そうだ(この点は今後のSeriesで検証する)。
現時点の判断と確認日
DiffusionBeeはアプリ内で安全にCommunity Modelを試せる点が優れている。ただしModelを変えても解決しない問題があることも分かった。確認日は2026-09-05。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 結論 | 色移り等の属性問題はModel変更で改善する場合があるが、複数被写体の混同はModelを変えても形を変えて残る |
| 対象環境 | Mac専用(今回はMacBookAir、Apple Silicon) |
| 確認日 | 2026-09-05 |
同じ状況に陥ったときの回避策
- 特定の色や画風が思い通りにならないときは、Prompt構造をいじる前に、Community Modelへの切り替えも選択肢に入れる
- 複数の被写体がうまく描き分けられないときは、Modelを変えるだけで解決しようとせず、重み付け構文や部分修正などの手段も検討する
公式Source・運営者情報
この記事は、DiffusionBeeの実践記録(2026-09-05)を基に、独自調整したAIが下書きを作成し、筆者が事実確認・編集を行った上で公開しています。

