Mac専用のAI画像生成『DiffusionBee』を実際に試してみた

AI活用術

先に結論

DiffusionBeeは、Mac専用の無料AI画像生成ツール。Native Appとして配布されていて、InstallもDouble Clickひとつで終わる手軽さがある。

実際に触ってみると、生成速度もUIの分かりやすさもかなり好印象だった(今回の環境では1枚あたり15〜30秒ほど)。ただし公式の更新自体は2024年10月で止まっており、活発に開発が続いているツールではない。「Macで手軽にAI画像生成を試したい」人には向いているが、「最新機能が次々追加されるツールを追いかけたい」人には物足りないかもしれない、というのが実際に触った感触になる。

この記事でわかること

  • DiffusionBeeがどんなツールで、Account登録前にどこまで安全性を確認できたか
  • 実際に3種類のPromptを入力してみて、生成時間・仕上がりがどうだったか

DiffusionBeeとは何か

DiffusionBeeは、divamguptaという個人開発者が公開しているオープンソースのAI画像生成ツール。中身は他のツールと同じくStable Diffusionだが、Mac専用のNative Appとして作られていて、Terminal操作なしにDouble Clickで使い始められるのが特徴になる。

公式GitHubを確認したところ、Star数は13,582とそれなりに使われている一方、直近の更新(Push)は2024-10-30で止まっていた。公式サイトのFooterの著作権表記も「© 2024」のままで、3つ見つけた候補(Fooocus・Easy Diffusion・DiffusionBee)の中ではもっとも更新が停滞している状態だった。

無料で、Account登録は不要。Windows/Linuxには対応しておらず、Mac専用(Apple Silicon推奨、Intel Macも動作するが大幅に遅いと公式FAQに記載されている)。

安全性・信頼性をどう確認したか

  • 運営実態: 個人開発者divamguptaとして、GitHub・Twitter・Discordで活動が確認できた
  • Privacy Policy: 公式サイトのFooterには「Legal」項目としてModel LicenseとOpen-source Licensesの記載はあったが、独立したPrivacy Policyのページは見当たらなかった。Account不要・Local実行のため、そもそも送信するデータ自体が無い設計だと推定はできるが、明文化された説明が無い以上、断定はしない
  • 要求される情報: Account登録不要なので、個人情報を求められることもない
  • 懸念点: 更新停滞(直近Push 2024-10-30)。ただし致命的な安全性の懸念ではないと判断し、記事内で明記した上で試すことにした

実際に試してみた

検証機はMacBookAir(Apple Silicon)。導入(公式Releaseの取得・配置)はAIにBashツール経由で代行してもらい、初回のModel選択・DL、実際の生成操作は自分で行った。

初回起動時のModel DLは約5分、容量を確認すると約2.3GBのダウンロードだった。

その後、Easy Diffusion(別記事で公開予定)と条件を揃えるため、同じ3種類のPromptを使った。

  • a quiet mountain lake in morning mist, watercolor painting style(静かな山の湖、朝霧、水彩画風)
  • a night shopping street with lantern lights, rain-wet pavement reflections(夜の商店街、提灯の明かり、雨上がりの路面反射)
  • ③個人開発している別アプリのスプラッシュ画面イラストを、以前Codexで生成したときのPromptを流用し、自分で英訳したもの

①山の湖

Seed 84770、512×512、Steps 25、Model「Default_SDB_0.1」。約30秒で生成された。これは公式FAQが挙げている「8GB M1 MacBook Airで約30秒/枚」という目安ともほぼ一致する結果だった。水彩画風の質感も出ていて、同じPromptで試したEasy Diffusionの結果より解像感・色の深みがある仕上がりに感じた。

②夜の商店街

約15秒で生成。提灯の明かりと、雨に濡れた石畳への反射が、Easy Diffusionの結果よりも「提灯」の意図に近い形で出てきた。

③自由発案イラスト(Codex向けPromptの英訳版)

約15秒で生成。ここはEasy Diffusionとまったく対照的な結果になった。

期待していた「月光を背景にした若い女性の後ろ姿、コート、調合台の瓶」といった要素の多くがちゃんと反映されていて、意図にかなり近い仕上がりだった。ただし、Promptでは「顔は見せない」と指定していたのに、実際には顔がしっかり描かれていた。

こう思う人もいるかもしれない。

「同じPromptなのに、ツールによってここまで結果が変わるものなの?」

実際そうだった。同じテキストを渡しても、裏側のModel(Easy DiffusionはSD v1-5、DiffusionBeeはDefault_SDB_0.1)が違えば、解釈も出力もまったく別物になる。これは今回、条件を揃えて2つのツールを試したからこそ実感できた部分になる。

さらに、Practice Planには入れていなかったが、Style欄に「Anime」を指定して同じPromptを試したところ、より期待していたイラストに近い結果が出た。

Style機能を使うだけで、ここまで狙った絵柄に寄せられるのかと驚いた一枚だった。

良かった点・気になった点

良かった点

  • 生成が速い(1枚あたり15〜30秒ほど)
  • UIがEasy Diffusionよりさらに分かりやすい
  • 設定項目(Model、Aspect Ratio、Seed、Styleなど)が豊富で、調整すれば好みの絵に近づけられそうな手応えがあった
  • Style機能(Anime等)を使うと、意図した画風にぐっと近づく

気になった点

  • 公式の更新が2024-10-30で止まっている。致命的な問題ではないが、今後の対応状況は分からない
  • Promptで「顔は見せない」と指定しても顔が描かれるなど、指示していない要素が混ざったり、指示の一部が反映されなかったりする場面があった。Negative Prompt機能もApp内にはあるようだが、今回は使っておらず、使えば改善するかは未検証

こんな人に向いている

Mac環境で、手軽に・速くAI画像生成を試したい人にはかなり向いている。特にAnimeのようなStyle機能を活用すれば、狙った画風に近づけやすい。

一方、Windows/Linux環境の人はそもそも対象外になる。また、開発の更新頻度を重視する人にとっては、2024年10月で止まっている点が気になるポイントになりそう。

現時点の判断と確認日

更新停滞という留意点はあるが、無料・オープンソースで運営実態も確認でき、実際に触った感触も良かったため、「試す価値あり」と判断した。安全性の確認・実際の生成はいずれも2026-09-04時点。今後もツールの提供条件や開発状況は変わり得るので、次に大きく触るときは改めて確認する。

項目内容
結論更新は停滞気味だが試す価値あり。生成が速く、Style機能で狙った画風に近づけやすい
対象環境Mac専用(今回はMacBookAir、Apple Silicon)
確認日2026-09-04

同じ状況に陥ったときの回避策

  • 開発の更新が止まっているツールでも、致命的な安全性の懸念が無ければ即座に除外せず、実際に触った完成度で判断する
  • Promptだけで狙った画風にならないときは、まずそのツールのStyle機能や似た設定項目が無いか確認すると、近道になることがある

公式Source・運営者情報


この記事は、DiffusionBeeの安全性確認(2026-09-04)と実際に試した記録(2026-09-04)を基に、独自調整したAIが下書きを作成し、筆者が事実確認・編集を行った上で公開しています。

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