なぜ、テストが80分終わらなくても、AIは様子を見に行かなかったのか?

AI活用術

課題

AIに作業を任せていると、想定より大幅に時間がかかっているのに、AI自身は「まだ終わってません」と完了通知を待つだけで、自分から様子を見に行かないことがある。何かが本当におかしくなって止まっているとき、その「終わりました」の通知自体が二度と来ないこともあるのに。

この記事でわかること

  • ハングしたプロセスが「完了通知」を送ってこない理由
  • 想定より大幅に時間がかかっているとき、通知を待たずに自分から確認するタイミングの目安

解決できたこと

想定より大幅に時間がかかっている作業は、通知を待つだけでなく能動的に様子を見に行かせた方がいいという教訓を、実際にAIを80分待たせてしまった1件から振り返る。

本文

いつもは数十秒で終わるはずが、80分経っても終わらない

色を仕分けるパズル、Water Sortの不具合を直した後、AIに直せているかを確かめるテストを実行してもらった。いつもならこの手のテストは数十秒で終わる。でもこの日は、80分以上経っても「完了しました」の報告が来なかった。

AIは、ただ待ち続けていた

様子を確認してみると、AIはこの80分の間、完了通知が来るのをただ待っているだけで、プロセスの状態やパソコンの空き容量を確認するといった、能動的な調べ方には踏み込んでいなかった。

2回指摘して、ようやく調べてもらった

「時間がかかりすぎではないか」「なぜ80分も放置したのか、ルールの見直しが必要ではないか」と自分から2回にわたって指摘して、そこでようやくAIがプロセスの状態を調べ始めた。1回目の指摘だけでは、まだ本格的な調査には切り替わらなかった。

原因は、テストの内容とは全然関係ないところにあった

調べてもらうと、原因はテストのCode自体にはなかった。43時間以上前から残っていた、60個を超える孤立したプロセス群が一時ファイルを溜め込んでいて、パソコンの空き容量が2.17GBまで減っていたことが原因だった。

つまり、今回動かしていたテストとは無関係の、もっと前の作業の後始末が終わっていなかった、というだけの話。テストの内容を見直しても絶対に見つからない類の原因だった。

直してみたら、あっという間に終わった

原因が分かれば対応は簡単だった。溜まっていたプロセス群を一括で停止し、不要な一時ファイルを削除して空き容量を5.64GBまで回復させたところ、テストは想定通り数十秒で正常に終わった。80分待たせていたのが、拍子抜けするくらい呆気ない結末。

通知は「異常」を教えてくれない

今回の一件で一番効いた教訓は、「ハングしているプロセスは、完了通知を送ってこない」ということ。だから通知を待つだけの姿勢だと、そもそも異常が起きていることに気づく手段が無い。これはAIに限らず、自分が何かの処理を待っているときにも同じことが言える。

これを踏まえて、「見積もり時間を大幅(目安3〜5倍以上)に超えても終わらないときは、通知を待たずに自分からプロセスの状態や空き容量を確認する」というルールを決めた。想定よりだいぶ時間がかかっているときこそ、待つのをやめて一度手を動かしてみるといいのかもしれない。

同じ状況に陥ったときの回避策

  • 見積もり時間を大幅(目安3〜5倍以上)に超えても終わらないときは、通知を待たずに自分からプロセスの状態や空き容量を確認する
  • ハングしたプロセスは完了通知を送ってこない、という前提で「待つだけ」の姿勢を疑う

この記事は、筆者が実際に進めている個人開発の記録(2026年8月7日)を基に、独自調整したAIが下書きを作成し、筆者が事実確認・編集を行った上で公開しています。

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